勝又 優(かつまた すぐる)

 

所属 第二工事部(土木) 主任
勤続年数 7年
採用区分 新卒(第二新卒)

 

入社までの経緯

決め手は会社のあたたかい雰囲気

前職は、建設とは全く異なる職種のサービス業でした。
全国展開する会社で転勤の可能性が常にあったため、結婚が大きなきっかけとなって転職を決意。
実は大学時代に土木環境工学を学んでいたこともあり、地元に腰を据えて建設業界で働くべく「藤島組」を受けました。
入社の決め手になったのは、私と同年代の先輩社員が多く、溶け込みやすそうな印象を受けたことです。
中途採用での入社には内心不安もありましたが、当初からベテラン社員の方にも優しく指導していただき、会社全体を包むあたたかい雰囲気の中で、のびのびと新人期間を過ごすことができました。
 

入社して驚いたこと

地方から発信、前衛的でアグレッシブな取組み

一つ目は、会社の規模に対してメインとなる業務が確立できている点です。
いわゆる「ガテン系」や「職人気質」といった土木業によくある現場作業員のイメージには該当せず、あくまでそれよりも一つ上のレイヤーで工事全体を見渡し管理・監督します。
小規模の建設会社では現場監督が作業員と一緒になって、現場で監督をしながら実作業も行わざるをえない場合が少なくないのですが、その点藤島組は非常にうまく線引きをし、役割を明確にしています。
社員数や売上高、地方の建設会社という点から考えても稀なケースだと思いますね。
二つ目は、入社後早い段階で現場を任せてもらえる点です。
私は入社3年目に請負金額が数千万円、工期が半年以上という公共事業工事の主任技術者を任されました。
当時はプレッシャーと戦うのに精一杯でしたが、いま冷静に振り返ってみると、3年目でこの規模の現場を任されることは大手の建設会社では到底考えられません。
結果として無事に完工し貴重な経験となりましたが、この点でも藤島組は前衛的でアグレッシブな会社だといえます。
 

業務内容

人の役に立つものを作っているという自負

私の部署では、県や市がクライアントとなる公共土木工事の現場管理が主な業務になります。
新人期間は現場監督の下に補助としてつき、例えば役所に提出する工事現場の進捗報告用の写真を撮ったりします。
たかが写真撮影と思いきや、そこは役所相手となるため、正確さや慎重さはこの段階から相当鍛えられます。
キャリアを積み現場監督として独り立ちすると、現場における施工計画作成、測量、工程、品質・出来形・予算の管理等を行います。
県や市などの行政機関をはじめ、地域住民や協力業者といった多種多様の人々の間に入るのも大きな役割なので、人とのコミュニケーションが好きな人には向いている仕事だと思います。
工事の多くは道路工事ですが、中には県の防災無線関係施設の現場に携わることも。
都度試行錯誤の連続ですが、道路でも施設でも人の役に立つものを作っていると思うと充実した気持ちになります。
 

業務で気をつけていること

大事に至らぬための「灯台下暗し」

座右の銘として掲げている言葉は「灯台下暗し」です。
「灯台の真下が暗いように、身近なことがかえって気づきにくいことの例え」なのですが、やはり身近なことほど細心の注意を払わなければいけないという、自分への戒めとしています。
例えば街中の工事であれば、近隣住民の許可を得たり、警察へ工事看板の設置場所の届け出を行うのも私の仕事です。
仮に看板を誤った場所に立ててしまうと交通の乱れを引き起こしてしまい、道路の利用者にも近隣住民にも多大なご迷惑をおかけすることになってしまいます。
日常のどんなに些細なことでも気を配り、大事に至らないように努めることが現場を任される者の責務だと考え、この言葉を忘れないようにしています。
 

今後の抱負

後世に残る仕事をしたい

入社8年になりますが、昨年富士市より優秀施工工事の監理技術者として表彰をいただきました。
半年以上にも及ぶ工事は想像以上に大変で、体重が5キロも痩せました。
しかしその分だけ完工した時、そしてそれを評価していただき表彰された時は本当に大きな達成感がありました。
何より、家族が喜んでくれたことが一番嬉しかったですね。
改めて自分が携わったものが形になって残っていく仕事に、とてもやり甲斐を感じました。
とはいえ、まだまだ経験のない工種も多くあり、仕事の進め方についても改善の余地が大いにあるため、土木技術者としてさらに成長できるよう努力を続けていきたいです。
自分の子供に「パパが作ったんだよ」と誇れるような…そんな後世に残る工事に一つでも多く携わりたいと思います。

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